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比較する演算子| Python独学ならTech-Joho(6)

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Pythonで数値を比べてみよう

Pythonでは、2つの数値が等しいか、それとも大小に差があるのかを、比べることができます。

下の黒い欄で、実際にPythonコードを実行してみよう。

黒い欄の使い方はこちら

比較演算子

2つの数値を比べるには、比較演算子と言うものを使います。

その一覧がこちらです。

 比較演算子 数学記号
 <
 <=  ≦
 >  >
 >=  ≧
 !=  ≠
 ==  =

左の列がPythonで使う比較の演算子、右の列に書いてあるのは、その数学で言うところの意味です。

ある数値が他の数値より大きいか、小さいか、またはそれ以上か、それ以下か、という大小の比較には、>や=を使います。

また、等しいか、等しくないか、という比較には、!や=を使います。

使ってみる

例えば、下の黒い欄に7==1と入力してみて下さい。

7==1は7が1と等しいですか?という比較です。

7は、1とは等しくないので、Falseという値が表示されたはずです。

このように、比較してみて、その結果が正しくないと、Bool型のFalse(偽)が返ってきます。

もう一つ試してみましょう。7 >=  1と入力してみて下さい。

7 >= 1は、7は1以上ですか?という比較です。そして、7は1以上の数値です。

このように、比較の結果が正しいときはBool型のTrue(真)が返ってきます。

Bool型や真偽値について忘れた人、分からない人はこちらで復習してください。

 

全部の例をそれぞれ使ってみた例です。皆さんも、下の黒い欄で試してみてください。このように、変数に代入した値を比較することもできます。

 

Python特有の比較演算

演算子

Pythonの比較演算では、同じ数値を複数の数値と比較するとき、同じ数値をたくさん書く必要がありません。

https://docs.python.org/ja/3/reference/expressions.html#comparisons

また a

具体例を見たほうが分かりやすいと思います。

変数aが10未満で5より大きいことを確かめるのに、他のほとんどの言語と同じようにPythonでも、下のように書くことができます。

>>> 10 > a and a > 5 

Pythonでは、それだけでなく、このように書いても同じ意味なります。

>>> 10 > a > 5 

数学で一般的に書く不等式のように、aを共通にしてもよいということです。

文字列の比較

Pythonでは、数値同士だけでなく、文字列同士も比較できます。

黒い欄で下のコードを実行してください。

>>> 'a' < 'b'

Falseが返ってきました。
また、逆を実行するとTrueが返ってきます。
どうやら、abc順に比較結果が返ってくるようです。

日本語や複数文字ではどうでしょうか?

黒い欄で下のコードを実行してください。

>>> 'あいうえお' > 'あいうえか'

逆も実行してみてください。
日本語でもあいうえお順に、また、複数文字の場合も考慮して比較してくれます。

正確には、文字列のUnicode コードポイントをみているようです。

参考

Pythonの文字列の比較演算子について
https://qiita.com/ninomiyt/items/bd3e1e441b6b79328de7

Python公式ドキュメント Comparison
https://docs.python.org/3/reference/expressions.html#comparisons

 

比較演算子については以上です。

次は、関数という便利な道具の使い方です。

 


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