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inputで入力を受け付ける
input関数は、その名の通り、ユーザからの入力(input)を受け付ける関数です。
まず、文字で説明するより使ったほうが理解しやすいと思います。
下の黒い欄に、”suuji = input(‘数字を入力して下さい’)”と入力してください。
>>> suuji = input('数字を入力して下さい')
すると、こんな風に、’数字を入力して下さい’と書いたウインドウがでてきます。
入力欄に’1’か何か、数字を入力してOKを押して下さい。
すると、ウインドウが閉じます。
実は、この時点で、suujiという変数に今入力した数値が代入されています。
下のように、print(suuji)と入力してエンターキーを押して下さい。
>>> suuji = input('数字を入力して下さい') >>> print(suuji) 1
先程入力した数値が表示されます。
input関数の引数
input関数は人間(ユーザ)に入力をさせて、その値を返す関数です。
inputの引数は、入力させるときに表示する文言です。
こうすれば、’何か入力して下さい’と表示されます。
>>> input('何か入力して下さい')
こうすれば、’ああああ’と表示されます。
>>> input('ああああ')
下の黒い欄で自分で試してみてください。
inputの引数の練習
ユーザに’アルファベットを入力!!’と表示する、input関数の引数を考えて実行してください。
input関数の戻り値
繰り返しになりますが、input関数は人間(ユーザ)に入力をさせて、その値を返す関数です。
inputの戻り値は、人間が入力した関数です。
下のコードでは、my_inputに、ユーザが入力した値を代入します。
>>> my_input = input('何か入力して下さい') >>> print(my_input)
なので、my_inputをprintすると、ユーザが入力した文字列が表示されます。
ちなみに、input関数の戻り値は常に文字列になります。
なので、数字を入力しても、数値の文字列になってしまいます。
‘1’ * 5 は 5ではなく、文字列’1’を5こくっつけた’11111’になります。
>>> my_input = input('何か入力して下さい') # 1を入力する >>> print(my_input * 5) '11111'
数値として計算したいときは、int関数やfloat関数で、文字列を数値に変換しましょう。
>>> my_input = input('何か入力して下さい') # 1を入力する >>> int(my_input) * 5 5
intやfloat等、変数の型についてはこちらをみてください。
変数の型について/
inputの戻り値の練習
ユーザに数値を入力してもらい、それを100倍して表示するプログラムを実行してください。
ふつうのPythonだとウインドウはでてこない
なお、これまで、input関数を実行するとウインドウがでてきましたが、それはこのサイト上でPythonを実行しているときだけの話です。(正確に言うとBrythonをつかっているときだけ)
自分のPCにPythonをインストールして使っている場合、ウインドウはでず、単にinputの引数にしたメッセージが表示されるので、そのまま黒い画面に入力できます。こんな感じです。
>>> message = input('please input!! : ') please input!! : はーい >>> print(message) 'はーい'