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Pythonで数値を比べてみよう
Pythonでは、2つの数値が等しいか、それとも大小に差があるのかを、比べることができます。
下の黒い欄で、実際にPythonコードを実行してみよう。
比較演算子
2つの数値を比べるには、比較演算子と言うものを使います。
その一覧がこちらです。
比較演算子 | 数学記号 |
< | < |
<= | ≦ |
> | > |
>= | ≧ |
!= | ≠ |
== | = |
左の列がPythonで使う比較の演算子、右の列に書いてあるのは、その数学で言うところの意味です。
ある数値が他の数値より大きいか、小さいか、またはそれ以上か、それ以下か、という大小の比較には、>や=を使います。
また、等しいか、等しくないか、という比較には、!や=を使います。
使ってみる
例えば、下の黒い欄に7==1と入力してみて下さい。
7==1は7が1と等しいですか?という比較です。
7は、1とは等しくないので、Falseという値が表示されたはずです。
このように、比較してみて、その結果が正しくないと、Bool型のFalse(偽)が返ってきます。
もう一つ試してみましょう。7 >= 1と入力してみて下さい。
7 >= 1は、7は1以上ですか?という比較です。そして、7は1以上の数値です。
このように、比較の結果が正しいときはBool型のTrue(真)が返ってきます。
Bool型や真偽値について忘れた人、分からない人はこちらで復習してください。
全部の例をそれぞれ使ってみた例です。皆さんも、下の黒い欄で試してみてください。このように、変数に代入した値を比較することもできます。
Python特有の比較演算
演算子
Pythonの比較演算では、同じ数値を複数の数値と比較するとき、同じ数値をたくさん書く必要がありません。
https://docs.python.org/ja/3/reference/expressions.html#comparisons
また a < b < c が数学で伝統的に用いられているのと同じ解釈になる
具体例を見たほうが分かりやすいと思います。
変数aが10未満で5より大きいことを確かめるのに、他のほとんどの言語と同じようにPythonでも、下のように書くことができます。
>>> 10 > a and a > 5
Pythonでは、それだけでなく、このように書いても同じ意味なります。
>>> 10 > a > 5
数学で一般的に書く不等式のように、aを共通にしてもよいということです。
文字列の比較
Pythonでは、数値同士だけでなく、文字列同士も比較できます。
黒い欄で下のコードを実行してください。
>>> 'a' < 'b'
Falseが返ってきました。
また、逆を実行するとTrueが返ってきます。
どうやら、abc順に比較結果が返ってくるようです。
日本語や複数文字ではどうでしょうか?
黒い欄で下のコードを実行してください。
>>> 'あいうえお' > 'あいうえか'
逆も実行してみてください。
日本語でもあいうえお順に、また、複数文字の場合も考慮して比較してくれます。
正確には、文字列のUnicode コードポイントをみているようです。
参考
Pythonの文字列の比較演算子について
https://qiita.com/ninomiyt/items/bd3e1e441b6b79328de7
Python公式ドキュメント Comparison
https://docs.python.org/3/reference/expressions.html#comparisons
比較演算子については以上です。
次は、関数という便利な道具の使い方です。