Python独学ならTech-Joho TOP > Python入門カリキュラム > 変数の型について
変数の型について
Pythonプログラミングで利用する変数の型とは何なのか、解説しています。
下の黒い欄にPythonコードを打ち込み、実際に実行しながら学んでみよう。
型とは
Pythonのデータには、種類があります。
1や100といった整数のデータと、、”abc”といった文字列のデータの種類が違うことは、なんとなく理解できるのではないでしょうか?
こうしたデータの種類のことをデータの型とか、データ型と言います。また、クラスという言い方もあります。これらの違いについては後々とりあげます。
型の例
よく利用する型の例を解説します。
例に書いてあるデータを、実際に下の黒い欄に打ち込んでみて下さい。
整数
小数点が含まれない数字です。int型といいます。イントと読みます。英語のInteger(整数という意味)の略です。
書くときは、数字をそのまま書きます。
例
>>> -1 -1 >>> 0 0 >>> 256 256
文字列
文字を表現するための型です。str型といいます。スター、ストリング、エステイーアール、などと読みます。英語のString(文字列という意味)の略です。
注意が必要なのは、数字も、””で囲んで入力すると文字列になるということです。
この場合、数字としての意味はなく、計算に使うことができません。
書くときは、引用符(’または”)で囲んで書きます。
例
>>> "Tokyo" "Tokyo" >>> "東京" "東京" >>> "123" "123" >>> "3.14145" "3.14145"
小数
小数点を含む数字を表す型です。float型といいます。フロートとよみます。
この名前は、floating point number(日本語で浮動小数点数)の略で、小数を扱う仕組みから来ています。厳密には、小数を表す型はほかにもいろいろあります。これについてもあとあと解説します。
書くときは、小数点を付けて数字を書きます。
例
>>> -3.14 -3.14 >>> 0.005 0.005 >>> 1.0 1.0
真偽
正しいか間違っているかの2つの状態を表します。bool型といいます。ブールとよみます。
以下の2つの値しかありません。
>>> True True >>> False False
リスト
複数のデータをひとまとめにして扱います。
書くときは、カンマ区切りに並べたデータを角括弧[ ]で囲みます。
例
>>> [1,2,3,4,5] [1,2,3,4,5] >>> ['Tokyo','Osaka','Takamatsu'] ['Tokyo','Osaka','Takamatsu']
型は他にもいろいろあり、
実は、型を自分で作ることもできるのですが、詳しいことはまた別の記事で。
次に進んで下さい。